アベノミクスは大阪再生に向けた「阿倍野MIX」を意味? 顧客争奪相互作用が大阪独自の経済成長カギに
アベノミクスは大阪再生に向けた「阿倍野MIX」を意味?
厚生労働省が発表した14年3月の有効求人倍率は全国平均で1.07倍、大阪は1.11倍と全国平均を上回る結果となりました。ただし、総務省が発表した同月の完全失業率(季節調整値)は全国平均では3.6%ですが、近畿二府四県では4.4%の高い数字に留まっています。さらなる雇用を創出するためには、現在、しれつな競争を繰り広げているキタとミナミに対して、アベノがどんな影響を与えて市場を拡大することができるのか、3地区のプライドをかけた三つどもえの顧客争奪の相互作用によって大阪独自の経済成長をとげる起爆剤となれば、自ずと雇用が創出され有効求人倍率はさらに改善されていきます。 アベノミクスという言葉は、大阪再生に向けた「阿倍野MIX」を意味していると思いたいでんな。 (文責 いちのせかつみ) ■いちのせかつみ ファイナンシャル・プランナー、生活経済ジャーナリスト。平成6年にCFP(R)資格を取得。家計からみた人生設計の考え方に関しては第一人者。レギュラー・コメンテーターとして、毎日放送、朝日放送などのテレビやラジオに出演する一方、講演会やセミナー、執筆活動など多方面で活躍中。