ジェンダー平等第一歩に 国連差別撤廃委の勧告期待
国連の女性差別撤廃委員会が10月に日本の政策を審査する前に、選択的夫婦別姓の導入や、「セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康と権利)」の推進に取り組む団体が24日、東京都内で記者会見を開いた。委員会が日本政府に勧告すれば「ジェンダー平等実現への第一歩になる」と期待を寄せた。 日本は1985年に条約を締結。条約に基づき委員会が各国を定期的に審査する。民法で夫婦同姓を義務付ける日本に対し、委員会は2003年、09年、16年の3度、改正を勧告している。 委員会の日本審査は10月17日、スイス・ジュネーブで行われる予定。