ウクライナ、米供与の地対地ミサイルでロシア領初攻撃か
ロシア国防省は19日、ウクライナ軍側が米国供与の地対地ミサイル「ATACMS(エイタクムス)」でロシア領を攻撃したと発表した。6発のうち5発は防空システムで撃ち落としたが、ミサイルの残骸がロシア西部ブリャンスク州の軍事施設に落ちた。死傷者は出なかったという。事実であればウクライナがATACMSでロシア領を攻撃するのは初めて。 【図解】地対地ミサイル「ATACMS」 どんなミサイル? 一方、ウクライナメディア「RBC」は19日、軍関係者の話としてウクライナ軍がATACMSでブリャンスク州カラチェフの軍事拠点を攻撃したと伝えた。現時点ではウクライナ軍は公式には発表していない。カラチェフはウクライナ国境から約130キロ、ロシア側に入っている。 複数の米メディアは17日、バイデン米政権がウクライナに対して、米が供与した長射程ミサイルを使ってロシア領内を攻撃することを許可したと伝えていた。【松本紫帆】