生田斗真、劇団☆新感線新作で憧れの悪役に「精いっぱい務めたい」独立後初の主演舞台
俳優の生田斗真が13日、都内で主演を務める劇団☆新感線の44周年興行・夏秋公演「いのうえ歌舞伎『バサラオ』」(7月7日~8月2日、福岡・博多座ほか)の製作発表会見に共演の中村倫也、西野七瀬、粟根まこと、りょう、古田新太らと出席した。 生田は昨年11月20日にスマイルアップを独立後、初の主演舞台。本作は、南北朝時代(14世紀半ば)をほうふつとさせる混乱の時代が舞台。自身の美ぼうを武器に天下取りを目指す男・ヒュウガ(生田)を中心に描く。 生田は、17歳で同劇団の作品に初参加し、今回が5作目。「自分で言うのもおこがましいですが、美しさを武器に天下取りを狙うとんでもない役。劇団☆新感線の悪役にずっと憧れていたので、精いっぱい務めたい」と極悪非道な役柄への意気込みを語った。 30代ラストイヤーで迎える本作は、生田の生誕39年を記念した「39年(サンキュー)公演」と銘打たれており「うれしく思っております。動員数も15万人を予定しております。とんでもない規模。力を合わせて乗り切りたい」と開幕を心待ちにした。 中村は、生田とバディを組んで天下取りをもくろむ謎の男・カイリ役を演じる。「主演じゃなく出演するのは久しぶり。でも昨日、本読みをしたら主演より出番多い。話が違うなと…」とぼやきながら、「面白いものになると思っております。圧倒的に美しいものって皆さん、見たくないですか。それに(生田が)なります。がんばります、僕も」と力を込めた。 古田は「このメンバーなら、できれば下ネタミュージカルがやりたかったなあ…」とぽつり。「非常ににぎやかな作品になると思います」と呼びかけた。 福岡公演後は、8月12日~9月26日に東京・明治座、10月5日~17日に大阪・フェスティバルホールで上演される。
報知新聞社