一年の無病息災と五穀豊穣を願い 新年の伝統行事「サンコンメ」 鹿児島
鹿児島放送
そして指宿市では新年の伝統行事「サンコンメ」がありました。 多くの人が見守る中、笠と法被を身にまとった中学生が勢いよく回り始めました。 毎年1月7日に指宿市の浜児ヶ水地区で、一年の無病息災や五穀豊穣を願い行われる「サンコンメ」です。いつから始まったかは定かではありませんが、新年を祝う伝統行事とされています。 数え年で15歳の男子を中心とした若者が約2メートルの竹筒を担ぎ、ヘトヘトになるまで回り勢いよく地面に叩きつけます。竹の中には小銭が詰まっていて、見物人は飛び散った小銭を競って拾い、それを家の神棚に供え、一年の幸せを祈ります。 【男の子】 「2~3千円ぐらいです。めっちゃ嬉しいです」 【中学生】 「この1年不幸なことがないようみんな頑張ってほしいなと思って投げました。すごく誇らしく思います」 【女性】 「みんなが元気で一年を過ごせるように。それが一番だと思います」