馳星周の直木賞受賞作『少年と犬』を高橋文哉&西野七瀬W主演で映画化! コメント到着
<コメント全文>
■高橋文哉/中垣和正役 この作品のお話を頂けたことを本当に嬉しく思いました。僕自身生まれた時から実家に犬がいて、犬と共に生きてきたと言っても過言では無いほど犬が大好きで、人生を一緒に過ごしてきた犬と映画を撮影できることを本当に嬉しく思いました。 多聞役のさくらと撮影前にコミュニケーションを取って撮影に挑んだのですが、わんちゃんにしか出せない生のお芝居、そこに中垣和正としてリアルに向き合う楽しさを感じることが出来ました。瀬々組には初参加でしたが、瀬々監督のこだわりを持って繊細に描く人間模様に惚れ惚れしながら、ドキドキとワクワクを持ってお芝居することが出来ました。 西野七瀬さんとは初共演でしたが、お芝居にすごく真っ直ぐな方で美羽と和正として共に向き合えたことを光栄に思います。 多聞と出会い自分を見つめ直し自分の正義と向き合い、人生を模索する2人と1匹の織り成す掴みきれない空気を楽しみに公開までお待ち頂けたら嬉しく思います!! ■西野七瀬/須貝美羽役 今まで経験したことがない感情になる場面が多く、想像しながら考え抜いたものを体現していくことに、日々楽しんで向き合っていました。 瀬々敬久監督や高橋文哉さん、スタッフの皆さんと意見を交わしてパターンを試しながら撮影することもできました。ぜひ楽しみに待っていていただけたらと思います。 ■監督:瀬々敬久 犬の名前は多聞です。仏法の守護神の1つ、多聞天から来ています。馳星周さんが描いたこの不思議な物語を、「こんな悲しい話があります」とお坊さんが語る法話や、辻々で流浪の民が語った説教節のように、生きることの悲惨と喜びを伝える映画に出来ないか、そう思い挑みました。主演の高橋文哉さんと西野七瀬さんが、そのしなやかな感受性で物語を全身で受け止め、今を生きる私たちの映画にしてくれました。
■原作者:馳星周 多聞は多くを聞くと書く。 犬は人の言葉に耳を傾け、寄り添ってくれるのだ。 犬に語りかけることで心を救われた者がどれほどいることだろう。 犬は無条件の愛の手本として、神様が人間に遣わしてくれた生き物だと心から信じている。 この映画を通じて多くの人がそのことに共感してくれることを切に願う。 ■企画・プロデュース:平野隆 『ラーゲリより愛を込めて』のスタッフを再結集して、前作と同様、観客の皆さまの魂に訴える作品を作りたいと思っていました。 高橋文哉さん、西野七瀬さんにお願いしたのは2人が“愛おしさ”を多くの人々の印象に残せる役者さんだと思ったからです。 そしてこの映画にはもう1つの愛おしいものがあります。 現在編集中ですが、スクリーンの上にお2人と多聞という名の犬が映る時、私は思わずスクリーンを抱きしめたくなります。 何故タイトルが『少年と犬』なのか? それがこの原作の魅力であり、この映画の魅力であると思います。