“1カ月だけでも禁酒”を行う効果とは? 「多大な健康メリット」で年末年始を経てトレンドに
お酒との付き合い方を見直す機会…ただしうまくいかない人も
ドライ・ジャニュアリーの本当のメリットは、「体をリセットし、自分の生活におけるアルコールの役割を吟味する機会になること」だと、スペッカー氏は述べる。長期の研究では、ドライ・ジャニュアリーを行った人は年間を通じてアルコールの摂取量が少なくなる傾向で、意識の改革につながっているようだ。 もっとも、お酒好きの人が1か月禁酒をするのはかなり困難なのは事実で、ソーシャルメディアでは早くも堂々とあきらめた人の映像などが投稿され、笑いを誘っている。 残念なことに、タイム誌によれば、1か月間禁酒をしても、カジュアル飲酒者のアルコール消費量は全体的に減らないことが示されたという。さらに、ドライ・ジャニュアリーに参加することを次の1年の過剰な飲酒の免罪符にしてしまう場合も報告されており、効果に懐疑的な見方もある。
文:山川真智子