松平健「芸能生活50周年記念公演」大詰め!場内アナウンスからマツケンサンバまで上様三昧
俳優で歌手の松平健が出演する明治座「松平健 芸能生活50周年記念公演」(~7月31日)がいよいよ大詰めを迎える。「TOKYO HEADLINE」編集部の記者が自腹で鑑賞した同公演を振り返る。 【写真】エントランスに設置した目安箱からランダムにメッセージを読み上げる松平 記者の母親が松平の代表作「暴れん坊将軍」ファンということで予約した同公演。松平の舞台を見るのは、新宿コマ劇場「芸能生活三十周年記念 松平 健 錦秋公演 暴れん坊将軍スペシャル」以来約20年ぶり。開演30分前に明治座に到着すると、1階のエントランスは母と同年代の方々から親子連れ、若者など幅広い世代の人でごった返している。
エスカレーターで客席に上がる途中、2階のラウンジ前には徳川吉宗姿と「マツケンサンバⅡ」の金ピカ衣装姿の松平のフォトスポットが登場。開演まで少し時間があったので並んで写真を撮って気分を盛り上げる。ツーショット希望の場合は、前後の人にシャッターを押してもらう必要があるが、松平ファン同士のちょっとした交流が生まれることも。 場内アナウンスは公演に合わせて「皆様に上様からのお願いでございます」から始まり「……以上のことを守れない方は成敗いたします」で締めるなど、劇場すべてが上様仕様なことにも驚いた。
第一部「暴れん坊将軍」では舞台中央から白馬に乗った吉宗がせり上がり、テレビドラマのオープニングを彷彿させる演出で観客の心をわし掴み! 「暴れん坊将軍」の脚本・演出は大人計画の細川徹(第二部「マツケン大感謝祭」構成・演出も)が担当しており、「暴れん坊将軍」の世界観はそのままに笑いや驚きが盛りだくさん。第一幕の終盤には、エントランスに設置した目安箱からランダムにメッセージを読み上げてくれるコーナーもあった。 休憩時間には、館内の食堂で事前予約した松平プロデュースの「将軍御膳」で腹ごしらえ。銀鱈西京焼きや葵御紋入り玉子焼きなど、松平の好物や出身地ゆかりのメニューを詰め合わせ、結構なボリュームだったが高齢の母もぺろりと平らげていた。