歌詞の場面、描いて意味を研究 大会歌独唱に井出茉朋路さん 夏の高校野球長野大会
来月6日の夏の高校野球長野大会の開会式で、大会歌を独唱する高校生がオーディションで選ばれました。栄冠に輝いたのは、歌詞に込められた思いを表現しようと、努力を重ねた3年生です。 球児たちの熱い夏。その始まりを告げる、大会歌「栄冠は君に輝く」。 ■大会歌♪「雲はわき光あふれて」 球場に響く歌声。晴れ舞台に立てるのは一人だけです。 ■井出茉朋路さん 「私もそこで歌いたいという気持ちでした」 「♪あ~あ栄冠は君に輝く~」 歌い手を決めるオーディションが開かれました。県内で唯一音楽科がある小諸高校のオーディションで決まります。声楽を専攻する9人が参加しました。 ■井出茉朋路さん 「♪雲はわき 光あふれて」 3年生の井出茉朋路さん。3年連続のオーディション参加です。きっかけは、中学生の時にテレビで見た開会式でした。 ■井出茉朋路さん 「歌っている先輩方の歌を見て、選ばれて歌いたいなと思った」 井出さんのほかに3年生は2人。今年が最後のチャンスです。 ■3年生の女子生徒 「♪いさぎよし ほほえむ希望」 ■3年生の男子生徒 「♪ああ栄冠は 君に輝く~。ありがとうございました」 審査員の投票で晴れ舞台に立つ一人が決まります。 ■司会 「結果が出そろいましたので発表させて頂きたいと思います。演奏順9番、井出茉朋路さんに決定しました」 同じ舞台を目指した仲間からのエール。 ■井出茉朋路さん 「選ばれなかった人の思いも含めて、大会でしっかり歌い切れるように頑張りたい」 「歌詞に込められた意味を伝えたい」。歌詞を理解しようと、登場シーンの絵を描いたそうです。 ■井出茉朋路さん 「歌詞の意味を研究した。始めの『雲はわき』だったら野球場の空を想像して絵を描いてみたりとかした」 球場に差し込む光。繰り広げられる熱戦。歌声を通して「球児の夏」を伝えます。 ■井出茉朋路さん 「♪雲はわき、光あふれて」「♪純白の球、きょうぞ飛ぶ」 ■井出茉朋路さん 「広い場所で自分の歌を響かせて選手たちにエールの思いを伝えたい」 夏の高校野球長野大会は来月6日、開幕です。