菅田将暉主演『Cloud クラウド』追加キャスト5名発表!全員黒沢組初参加
菅田将暉主演・黒沢清監督の映画『Cloud クラウド』(9月公開)に古川琴音、奥平大兼、岡山天音、荒川良々、窪田正孝が出演することが13日、明らかになった。メインキャストとなる5人はいずれも菅田と同じく黒沢作品への参加は初となり、各キャラクターの写真も公開された。 【画像】メインキャスト5名ビジュアル 本作は、『スパイの妻<劇場版>』で第77回ベネチア国際映画祭銀獅子賞を受賞し、先ごろ日仏共同製作の新作『蛇の道』(柴咲コウ主演、6月14日公開)の公開も発表された黒沢監督が、憎悪の連鎖から生まれる集団狂気を描いたサスペンス・スリラー。菅田演じる転売で稼ぐ主人公・吉井良介が軌道に乗り出した矢先、周囲で不審な出来事が重なり、これまでの日常が壊れていくさまを追う。
吉井の謎多き恋人・秋子に古川琴音、吉井に雇われたバイト青年・佐野に奥平大兼、ネットカフェで生活する男・三宅に岡山天音、吉井が働く工場の社長・滝本に荒川良々、吉井を転売業に誘う先輩・村岡に窪田正孝がふんする。
主演の菅田とは、奥平と荒川は初共演、古川はドラマ「コントが始まる」(2021)、岡山は映画『笑いのカイブツ』(公開中)、窪田は『銀魂2 掟は破るためにこそある』(2018)以来の共演となる。
古川、奥平、岡山、荒川、窪田のコメント全文は下記の通り。(編集部・石井百合子)
古川琴音(秋子役)
黒沢監督をはじめ、錚々たる共演者の方々、プロフェッショナルなスタッフの皆さんの中に参加できたこと、心の底から嬉しく光栄でした。不思議な後味の残る作品で、題名の『Cloud』が指す意味を考えながら、何度も台本を読みました。私が演じた秋子も、始終違和感の付き纏うミステリアスな役だったので常に手探りでしたが、現場で黒沢監督とやり取りしながらその陰影をつけていき、その過程を楽しみながら、感覚を研ぎ澄ませて演じました。
奥平大兼(佐野役)
まず、この作品の台本を読んだ時に、自分が演じる佐野という役についてどのような人物なのかを読み解く時間が楽しかったです。実際の現場では、黒沢監督の演出の元、自分で佐野を表現する事が難しい時もありましたが、同時にとても楽しく、自分の中ですごく勉強になった現場でした。共演させていただいた先輩方とお芝居するのも、お芝居を見るのもとても楽しくて、短い時間でしたが濃密な撮影期間を過ごせたと思います。