大雪から2日も影響続く石川・能登地方 59世帯孤立、約860世帯停電 いずれも24日の解消目指し活動中
大雪による倒木の被害で石川県輪島市では、24日午後になっても59世帯が孤立したままとなっています。 【写真】あちこちで倒木が見られる集落(23日) 22日、12月の観測史上1位となる60センチの積雪を記録した輪島市では、倒れた木が道をふさぎ集落に通じる道路が車で通行できなくなり、これまでに205世帯が孤立状態となりました。 24日午後1時の時点では6地区の59世帯で孤立が続いていますが、市によりますと、24日中には解消する見込みです。住民とは連絡を取ることができる状態で、これまでに体調不良を訴えている人はいないということです。また、要望に応じて食料や寒さをしのぐための湯たんぽなどを用意しているということです。 県内ではこのほか、珠洲市や能登町、津幡町で孤立集落が発生していましたが、いずれも23日までに解消しています。 一方、北陸電力送配電によりますと、倒れた木が電線に引っかかるなどして、能登地方を中心にこれまでに少なくとも1万4300世帯で停電が発生しました。24日午前10時時点では、約860世帯で停電が続いていて、一部の地域を除き24日中に復旧する見込みです。また、能登町の6世帯では22日以降、停電によりポンプから家庭に水を送ることができず、断水が発生しましたが、24日午前9時半までに解消されました。 今回の大雪では除雪作業などでこれまでに13人がけがをしました。
北陸放送