稚児入山行列、春の風に乗って 南部町・法光寺、伝統の花祭り
南部町春まつりが20日、同町の法光寺を主会場に開幕した。初日は稚児入山行列が行われ、ピンクや緑の華やかな衣装に身を包んだ町内の園児45人が、古刹（こさつ）に爽やかな春風をもたらした。 稚児入山行列は、お釈迦（しゃか）様の誕生を祝う様子を再現した花祭りで、白いゾウに乗せた誕生仏を引っ張りながら参道を上る。 子どもらは、ながわ農業観光案内所前を出発。カメラを持って集まった保護者らに笑顔を振りまき、法光寺まで約800メートルの坂道を元気いっぱいに歩いた。 まつり最終日の21日は、果樹の花見散策ウオークなどのイベントが開かれる。
デーリー東北新聞社
