福山港内港地区の埋め立て事業 国が今月29日から地盤調査など開始
広島ニュースTSS
福山市が産業用地の確保や交通渋滞の緩和に向けて取り組みを進める福山港内港地区の埋め立て事業について、国が想定地域で行う地盤調査の日程など、詳細が発表されました。 福山市港町から南手城町の南側に広がる福山港内港地区。 埋め立てをめぐっては、新しい産業用地の創出や国道2号など周辺道路の渋滞緩和に向け、地元経済界から強い要望が寄せられていました。 また夏になると下水の影響で異臭が発生するなど、環境面でも課題があり、福山市は埋め立てについて国や県と協議してきました。 20日の会見で福山市の枝広市長は、国が今月29日から地盤の調査を開始すると明らかにしました。 埋め立てを想定する地域の海底地盤の硬さをボーリング調査などで明らかにし、工事方法や費用などを検討します。 【福山市・枝広直幹市長】 「(地元住民からは)液状化や極端な地盤沈下が起きないようなしっかりとした基盤を作ってほしいという声をもらっている。(地元の代表者らと)議論をしながらどのような利活用にしていくか考えていきたい」 調査は来年夏ごろまで行われ、国と県、それに市で連携して事業の役割分担を整理したいとしています。
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