マイナビ仙台が広島に惜敗…須永純新監督初陣飾れぬも「選手たちの姿勢に感謝したい」
◇WEリーグ 第14節 広島2-1マイナビ仙台(味の素フィールド西が丘) マイナビ仙台は広島に1―2で敗れ、2連敗となった。前半2分に先制され、同アディショナルタイム(AT)1分にDF高平美憂(24)のヘディング弾で追いついたが、後半39分にGKとDFが交錯して2失点目。前監督の須藤茂光氏(68)から引き継いだ、前GKコーチの須永純新監督(48)は初陣を飾れなかった。 *** 結果は出なかったが、悲壮感はない。初陣黒星となったマイナビ仙台の須永新監督は「選手たちは勇気を持って自分たちの良さを出してくれた。その姿勢に感謝したい」と前向きだった。 前半わずか2分で失点。その後も広島の猛攻が続いたが、選手たちの気持ちは切れなかった。前半ATに、今季ここまで6得点のFW広沢真穂(23)の右からのクロスに左サイドバックの高平が飛び込んだ。公式戦では自身の記憶にはないというヘディング弾。「攻撃的に行くことを意識した。真穂を信じて走り込んだら入りました」と本人も喜びと驚きを隠さなかった。 後半13分には育成組織の高校2年生、MF菊地花奈(16)が投入され、WEリーグデビュー。堂々と相手の守備を突破する場面も見せ「高校生デビューは目標だったのでうれしかった」と笑顔だ。18日の長野戦(長野U)では勝利を目指す。 (甲斐 毅彦)
報知新聞社