映画「超高速！参勤交代」の記念上映に合わせて展示されたパネル

　福島県いわき市の旧湯長谷藩を舞台にした映画「超高速！参勤交代」の公開１０周年記念上映は２１日、市内の映画館「まちポレいわき」で始まった。２２、２３の両日は上映終了後に映画鑑賞者を対象にトークイベントを催す。上映は２７日までで、上映時間は午後０時１０分（２３日のみ午前１０時）から。 　２２日の上映終了後、女性殺陣師の山野亜紀さんが登壇し、時代劇撮影の裏話を語るほか、殺陣を実演する。２３日の上映終了後、１０年前の映画封切りに合わせて市内から東京までの約１９５キロを歩く「リアル！参勤交代」に参加したメンバーによるトークショーを開く。 　館内には、いわきフィルム・コミッション協議会の協力で人物相関図や参勤交代を紹介するパネルを掲示しているほか、台本やパンフレットも展示している。 　作品は、通常８日を要する江戸への参勤を５日で行うよう幕府に命じられた湯長谷藩の藩主と家臣が知恵や機転で試練を乗り越える姿を描いた。佐々木蔵之介さんが湯長谷藩主の内藤政醇（まさあつ）を演じた。監督は本木克英さん。福島民報社が製作委員会に加わり、松竹の配給で２０１４（平成２６）年６月２１日に公開された。観客動員数１２７万人を超すヒット作となり、第３８回日本アカデミー賞で最優秀脚本賞、第５７回ブルーリボン賞で作品賞に輝いた。

　料金は１３００円（税込み）。問い合わせは同館へ。