【漫画】愛猫はイヤホンが嫌い! 「骨伝導」に変えた結果…まさかの「聞こえてる」説【作者インタビュー】
イヤホンをしていると嫌そうな愛猫
イヤホンが気になる愛猫について描いたマンガが、Instagramで2700以上のいいねを集めて話題となっています。 【マンガ本編】イヤホンを嫌がる愛猫のため「骨伝導」に変えてみたら? 反応に「ごめんなさい…」 作者がイヤホンをしていると、いつも嫌そうなそぶりを見せる猫の「直さん」。嫌がる理由を考えて、別のイヤホンに変えてみたのですが……。読者からは、「猫さんって敏感ですよね」「聞こえているのかも」「独占愛ですね!」などの声があがっています。 このマンガを描いたのは、ブロガーのちゃびすこさんです。Instagramやブログ「猫と漫画と飼い主と」などでマンガを発表しています。ちゃびすこさんに、作品についてのお話を聞きました。 ーー直さんは、イヤホンをしているちゃびすこさんを見ると、いつもどのような行動をするのですか? わざと目を合わせて、「またそれ使ってる!」という感じで、にじり寄ってきます。圧がすごいです。 ーー直さんに骨伝導式のイヤホンに気付かれたあとは、どうしましたか? 「ごめんなさい」と謝って、すぐに外しました。 ーー骨伝導式のイヤホンを使ってみた感想は? 有線やワイヤレスタイプのイヤホンとの違いはありますか? 骨伝導式は、最初、骨に伝わる振動が少し気持ち悪く感じるので、乗り物酔いが激しい人は苦手かもしれません。私はノイズキャンセルタイプのイヤホンしか使ったことがありませんが、値段が倍以上する骨伝導式イヤホンに比べて、ノイズキャンセルタイプの方が圧倒的に音質がいいです。骨伝導式のイヤホンは音を楽しむことが目的ではないのかもしれませんが、「あれだけの金額を出してこれか」と、少しがっかりしています。 ーーこの作品の制作には、どのくらいの時間がかかりましたか? 意外と時間がかかっています。 直さんは、私が骨伝導式のイヤホンを使い始めてからほんの2回ほどで、嫌がる様子を見せていました。ですが、私が「まさかな~?」「髪と同化しているし、線も出てないし、私の気のせいだろうな~?」「まあ、お腹が空いていて、催促しているんだろう!」と解釈してしまい、作中に描いた真実を認めるまでに数週間かかったからです。 なので、描くことを決めるまでは1か月程度かかりましたが、描くと決めてからは2時間ほどで描き上げました。 ーーマンガを制作する上で、こだわっているテクニックなどはありますか? 4コママンガの制作では、「きっちり4コマで終わらせる」ことを意識しています。ストーリー4コマや1ページ完結マンガはたくさん描いてきましたし、それらの面白さも十分に分かっていますが、4コママンガはたった4コマですべてを伝える必要があります。マンガの基本が、1番詰まった表現方法だと思っています。 また、「擬音の使用はできるだけ少なく」「セリフの大きさ、多さは調整する」といったことも意識しています。これは、かつてお世話になっていたメディアの編集さんに「Webの場合、画面がどうしても小さくなるので、多すぎる擬音は邪魔にしかならない。邪魔だと思えば読者はすぐに読むことをやめてしまうから、その辺をよく考えて」とアドバイスされたことがきっかけです。 SNS用にマンガを制作する際は、「1コマを正方形にする」ということを意識していますね。Instagramに投稿する作品を想定していますが、他サイト様で紹介していただくとき、デバイスを問わず読みやすくなるので。 ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか? 「猫あるあるですね」「聞こえているのかも」「猫さんって敏感ですよね」「独占愛ですね!」などのコメントをいただきました。 また、直さんは高齢猫なのですが、同じように高齢、もしくはもうすぐ高齢になる猫を飼われている方から、「参考になる」というコメントもいただきました。高齢猫に関する飼育書はたくさんありますが、エッセイマンガは意外と少ないんですよね。最近は「私の投稿が少しでも皆さんの参考になれば」と思いつつ、マンガを描いています。 ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。 直さんは高齢になって遊ぶことがほとんどなくなりました。元気で遊び回っていた頃に比べて、動作は少なくなりましたが、「よく観察すると、こんなに面白い仕草や表情をするんだよ」ということを、読者の皆さんにお伝えしたくて描きました。
マグミクス編集部