モノクロの翼のシューティング、再び。2DSTG『カラス』復刻クラウドファンディングが開始、1日経たずスイッチ版移植の目標金額を集める
2024年11月11日、RS34は2006年に稼働したアーケード2Dシューティングゲーム『カラス』を現行機に移植するためのクラウドファンディングプロジェクトを開始しました。 【画像全3枚】
ドリームキャスト最後のソフトとしても知られるSTG、現行機への復活を目指す
『カラス』は『カオスフィールド』『ラジルギ』といったアーケードSTGの開発者が手がけた、モノクロ風弾幕STGです。「遠距離戦のショットと近距離戦のソード」「攻撃を出さないと前方の攻撃を防ぐシールドを張る」「ゲージが満タンになると使える自機無敵化フィールド(フィールド展開中もゲージが溜まるので上手く使うと連発が可能)」といった同開発者のお馴染みの要素は踏襲しつつも、経験値を溜めて武器やシールドのレベルアップといった要素を追加、モノクロでダークなイメージと難易度選択を導入し幅広いユーザーが楽しめるよう調整された点が魅力です。
余談ですが、難易度に関してはイージーモードでは「一切自機に触らずともクリア可能」なゲームでもあります(実際やると空しいだけだから止めた方がいいとアーケード版で試した経験者は語る)。
『カラス』はドリームキャスト最後のゲームソフトとして発売され、その後もWiiやXbox360のシューティングコレクションソフトに収録、3DSで続編タイトルとなる『Karous ‐The Beast of Re:Eden‐』も発売されましたが、いずれも中古市場では高価が付いており、プレイできる機会が少なくなってきていたことが今回のクラウドファンディングによる現行機への移植のきっかけであると述べられています。
今回のクラウドファンディングの目標は「『カラス』のニンテンドースイッチへの移植」であり、目標額250万円でこれを行うという事でしたが、2024年11月12日午後0時現在この目標を既に達成しています。なお、今後の目標として支援額が300万円到達でSteam移植、500万円到達でスイッチのパッケージ版作成、600万円到達でPS5/PS4版作成が掲げられています。
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