【修斗】『ROAD TO UFC』帰りの野瀬翔平が修斗でキムラロックで再起、バンタム級T決勝へ
2024年9月22日(日)東京・後楽園ホールにて『プロ修斗公式戦 2024 Vol.7』が開催された。 【写真】キムラロックで後方に回して極めに行く野瀬 ▼環太平洋バンタム級チャンピオン決定トーナメント 5分3R 〇野瀬翔平(同級6位・マスタージャパン福岡)61.1kg [2R 2分53秒 キムラロック] ×人見礼王(修斗GYM東京)61.1kg ※決勝でダイキライトイヤーと対戦へ 7.21 後楽園ホール大会でバンタム級世界王座を掛け齋藤奨司と修斗史に残る大熱戦を展開した藤井伸樹(ALLIANCE)が環太平洋バンタム級タイトル返上の意向を表明、これを受け早くも新王者を決定する4人トーナメントが行われることとなった。 まずはアジアの有望なMMA選手を集め、UFCとの契約を掛けて戦う『ROAD TO UFC』に3度招聘された野瀬翔平(同級6位・マスタージャパン福岡)と、デビュー以来2連続KO勝利中の人見礼王(修斗GYM東京)が対戦。 野瀬は、12勝のうち8つもの一本勝ちをおさめるフィニッシャー。対する人見は、加藤ケンジにKO勝利で一気に存在感をアピールしている。 前日会見で、柔道・柔術ベースの野瀬は、「メインに相応しい一本で締めたいと思います」と意気込み。空手出身のストライカーの人見は「この日のために準備してきました。楽しみです。KOします」と、ともにフィニュシュを予告した。 1R、ともにサウスポー構え。出入りの人見は低い姿勢も、野瀬は前足にシングルレッグ。小手巻きの人見に腕十字を狙う野瀬。落とす人見。 ワンツースリーで詰めるが、そこに組んだ野瀬は潜りからカーフスライサー! 4の字でつま先を持って絞る野瀬だが、外した際で人見は上からパウンド。 なおも足関節狙う野瀬に人見は立ち際にパウンド連打! いったん離れて左から右で飛び込む人見。野瀬の組みにギロチンでホーン。 2R、ワンツースリーフォーと連打で詰める人見。被弾した野瀬は頭が下がるが、ここでダブルレッグテイクダウン。ハーフからサイドを奪い、クルスフィックスからパウンド! 股を救いブリッジで返した人見だが、手首を掴んでいる野瀬はキムラクラッチから後方に回して頭をまたぎ、キムラロックを極めると、人見は右手でタップした。 これで野瀬は、決勝でダイキライトイヤーとのTORAO対決が決定した。 試合後、野瀬は「今日のこの内容では大きいことは言えないですが、動きを修正して次はベルトを獲りたいです」とマイク。 ケージには、川北晏生の欠場により不戦勝で決勝に進出したダイキライトイヤーも上がり、「野瀬選手は国内でトップクラスに強いファイターだと思っています。その選手を倒してベルトを獲れば、僕も間違いなくトップ。決勝で勝ってチャンピオンになります」と意気込み。 その言葉を受けて野瀬は、「ダイキ選手は僕がアマチュアの時からプロで活躍していた選手で、戦えて光栄です。しっかり作り直して次に挑みたいです」と語った。