近畿 12月は初め気温高いが一時的 冬らしい寒さの日多く大雪にも注意
シーズン最初の雪に備えて
本格的な雪のシーズンがやってくる前に、車のタイヤは必ずスタッドレスタイヤに交換するか、タイヤチェーンを装着しましょう。スタッドレスタイヤは、溝が十分にあるかどうかを、事前に確認してください。あまり使っていないスタッドレスタイヤでも、時間が経てば、劣化が進みますので、シーズン前に点検が必要です。 そして実際に雪が積もるような時は、急ブレーキ、急なハンドル操作、急発進、急な車線変更など「急」のつく運転は絶対にやめましょう。「急」のつく運転をしてしまうと、車がスリップしやすくなります。
冬は空気が乾燥しやすい時期 火事を防ぐには
冬の近畿地方は北部で雨や雪が降りやすい一方、中部と南部は晴れる日が多く空気が乾燥し、火災発生のリスクが高まります。火災を防ぐポイントは、以下の通りです。 ① たばこの吸い殻は、水で完全に消してから捨てるようにしましょう。吸い殻を灰皿にためず、こまめに捨てることも大切です。寝たばこは、絶対にやめてください。 ② ストーブの周りに燃えやすいものを置かないことはもちろん、洗濯物を乾かすためにストーブを使うことは、やめましょう。お出かけの時や就寝の際は、ストーブを消すのを忘れないでください。 ③ 台所のコンロの周囲に燃えやすいものを置かないようにし、火が鍋底からはみ出さないようにしましょう。調理中はコンロから離れず、コンロを使用しない時は、ガスの元栓をしめてください。 ④ 電化製品のコードからも、発火するおそれがあります。たこ足配線やコードを束ねて使用するのは避け、コードが家具の下敷きになったり、折れ曲がったりしないよう、注意が必要です。ホコリが溜まらないよう、プラグやコンセントは定期的に掃除をして、使っていないプラグは抜いておきましょう。 もしもの火災に備えて、住宅用の火災報知器を設置するのも、おすすめです。また、放火を防ぐため、家の周りに燃えやすい物を置かないようにしてください。
日本気象協会 関西支社 小寺 啓太