塚本高史、2年ぶりの“THE3名様”新作映画は「ちゃんとお金が取れる作品になっている」
佐藤隆太、岡田義徳、塚本高史が8月14日に都内で開催された「映画 THE3名様Ω~これってフツーに事件じゃね?!~」の完成披露イベントに登場。メガホンをとった森谷雄監督と共にタキシード姿で登壇し、くす玉割り、鏡開き、三本締めという“おめでたい演出”3連発で大ヒットを祈願した。 【写真】監督も交えて4人そろって鏡開きで大ヒット祈願! ■フリーター3人組が深夜のファミレスでダベるだけの人気作 同作は、石原まこちんの同名漫画を2005年から映像化した脱力系コメディードラマ「THE3名様」シリーズの劇場版第2弾。2022年4月に12年ぶりの新作として公開された映画「THE3名様~リモートだけじゃ無理じゃね?~」以来、2年ぶりの新作映画として8月30日(金)に公開される。今作もファミレスに集合する“THE3名様”=ジャンボ(佐藤)、まっつん(岡田)、ミッキー(塚本)のフリーター3人組が、深夜のファミレスでたわいない会話を繰り広げるだけの日常が描かれる中で、シリーズ史上最悪の事件が発生する。 最初の映像化から19年という時を経て、同シリーズでは初めてとなる映画館での完成披露舞台あいさつということで、4人はそろってタキシード姿で登場。これまで数多くの作品で舞台あいさつを経験している佐藤も「タキシードなんてめちゃくちゃスケールの大きいどデカい作品でしか着ないですよ!まさかTHE3名様で着ることがあるとは」と興奮気味に語ると、森谷監督も「本当ですよ。トム・クルーズぐらいですよね」とハリウッドスターを引き合いに出し、岡田も「俺も思った」と首肯。その流れで“ミキ・クルーズ”といじられた塚本は「着せられている感満載ですよ」とこぼすと、すぐさま佐藤や岡田が「お似合いですよ!」「渋いですね~」とフォローを入れるなど、冒頭から息の合ったところを見せて会場を沸かせた。 また、公開を前に作品の注目ポイントを聞かれると、佐藤は「スケールは大きくなりましたけど、相変わらずの3人を見ていただければと。その延長線上で今回は今までの3名様にはなかった大事件が起こるので、そこは楽しんでもらえるんじゃないかなと。今までにはなかったゲストの方も来てくださいますし、今まで通りでありながら今までと違った3名様も同時に楽しんでいただける作品になっていると思います」と“通常運転”であるとともに、普段とは違う変化もあることをアピール。 ■誕生から19年!豪華ゲストが登場 ゲストについてはまだ明かせないものの、森谷監督が「ちょっとビックリしていただけたらいいなというふうに思っています。皆さんのリアクションも見たいですよね」と驚きの人物であることを匂わせると、塚本は「19年前に始まった『THE3名様』ですけど、19年前から『出させてよ』って言ってくれる方も大勢いたんです。その都度『あなたの経歴に傷がつく』って丁重にお断りし続けてきた」と打ち明け、これまでにも業界の仲間から逆オファーがあったことを伝えつつ、今回のゲストへの期待感をあおった。 そんな塚本は、今作の見どころについて「2年ぶりの映画化ですけど、3名様のいいところも壊さずに、隆ちゃん(佐藤)もさっきから言ってくれていますけど、ちゃんとお金が取れる作品になっている」と真顔でおどけると、佐藤から「そんなこと一言も言ってない!大丈夫?耳鼻科行け!」とすぐさまツッコミが入り、塚本は「えっ!?俺の耳ぶっ壊れた…?終わったら(耳鼻科)行くわ」とすっとぼけていた。 一方、岡田はこの映画の撮影を「奇跡の瞬間だらけでした」と回顧し、「こんなに笑った撮影は久しぶりだなと思うぐらい。結構ちゃんと時間をかけてみんなで話し合って、一生懸命作ったよね。僕らがすごく楽しかったんです。楽しかった3人を見てもらって、みんなも楽しくなってもらえたらこれ以上の幸せはないな、って今日ここに来て思いました」としみじみと語り、佐藤ら他の登壇者も共感していた。 その後、4人はくす玉割り、鏡開き、三本締めという日本ならではの“おめでたい演出”を「THE3名様」にかけて3つ行うという、普通の完成披露イベントではなかなか見られないぜいたく仕様でにぎにぎしく大ヒットを祈願した。 ◆取材・文・撮影=月島勝利(STABLENT LLC)