「トイレで出産 どうやって」「破水」ネットで検索 バイト先で産み落とした男児死亡 母親に大阪地裁は「公的な第三者が更生に関与すべき」と保護観察つき有罪判決
大阪地裁「公的な第三者が社会内更生に関与することが重要」
大阪地裁(三村三緒裁判長)は6月13日、「臨場した救急隊員に出産の事実を告げず、個室トイレの鍵を押さえて開かないようにするなどした上、便座のフタを閉めてトイレから出てきた。我が子を助ける意思はなかったと認められる。ただ、精神的混乱の中、救命措置を講じなかったことに全く酌むべき点がないとも言えない」「父親の分からない望まぬ妊娠であり、自分のことを話すのが苦手な性格や金銭的困窮などの事情も影響していると言え、結局のところ自ら現実に向き合わないまま出産に至った」と指摘。 その上で「内省はいまだ十分に深まっておらず、公的な第三者が社会内更生に関与することが重要」として、女に懲役3年・保護観察付き執行猶予5年の判決を言い渡しました。
思いがけない妊娠・望まない妊娠 相談窓口
思いがけない妊娠・望まない妊娠をした時のために、自治体が相談窓口を設けています。 大阪府「にんしんSOS」0725-51-7778 LINEコールも (月曜~金曜 10時~16時 日曜 12時~18時 土曜・祝日休み) 兵庫県「予期せぬ妊娠SOS相談」078ー351ー3400 LINEやメールでの相談も (24時間365日受け付け) (MBS大阪司法担当 松本陸)