復興の新たな担い手加わる 新年度迎え、被災地で入社式
能登半島地震の発生から1日で3カ月となり、被災地は新年度を迎えた。石川県の自治体や企業では、辞令交付式や入社式を実施。5市町で断水が続くなど、多くの人が不自由な生活を強いられる中、新たに入る職員や社員たちは、地域の復興や経済再生の担い手となる。 市内中心部で大規模火災が発生するなどし、105人が犠牲となった輪島市は、事務職や看護師ら新規採用職員が参加する辞令交付式を市役所で開き、坂口茂市長が訓示する。 カニカマの開発で知られる水産加工「スギヨ」は七尾市の本社で入社式を実施。杉野哲也社長は「いきなり復旧、復興という難題が待ち受けるが、果敢に立ち向かってほしい」と語りかけた。