映画プロデューサー阿部秀司氏、徳間康快氏に並ぶ最多タイ4度目の藤本賞 長男・阿部慎利氏「父はすごい人」
第43回藤本賞授賞式が9日、都内で行われ、映画「ゴジラ―1・0」の製作陣が出席した。 社長シリーズや若大将シリーズなど、生涯で269本の映画を製作した藤本真澄氏の功績を顕彰し、優れたエンターテインメント映画の製作者を表彰する同賞。日本映画として史上初の米国アカデミー賞視覚効果賞を受賞した「ゴジラ―1・0」から東宝の臼井央氏、山田兼司氏、岸田一晃氏、製作プロダクション・ロボットの阿部豪氏、守屋圭一郎氏と並び、昨年12月に死去した阿部秀司さんが選ばれた。 阿部秀司さんは、徳間康快さんに並ぶ最多タイ4度目の受賞。長男の阿部慎利氏が登壇し、「父は4回目の藤本賞。改めてすごい人だと思います。『ゴジラ―1・0』が遺作になって、素晴らしい賞をいただいて、天国で喜んでいると思います」とスピーチした。オスカー獲得を見届けることはできなかったが、病床で悲願達成を祈っていたという。 特別賞を受賞した「PERFECT DAYS」のファーストリテイリング・柳井康治氏、dentsu Japan・高崎卓馬氏、新人賞を受賞した「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」の東映アニメーション・内藤圭祐氏も出席した。
報知新聞社