弘前の「開雲堂」閉店 145年の歴史に幕
老舗和菓子店「開雲堂」(弘前市土手町)が5月31日、閉店した。(弘前経済新聞) 1879(明治14)年創業で、弘前市章が描かれた「卍最中」や白い皮の最中「有明」などの菓子で知られる同店。5月8日からSNSや店頭の張り紙で「閉店のお知らせ」を発表し、5月31日に閉店するとしていた。 【写真】閉店を知らせる張り紙 閉店を発表して以来、連日にわたり弘前市民などが詰めかけ、オープン前から行列ができたり営業時間内に完売したりした。 営業最終日も9時30分のオープン前から和菓子を買い求める列ができた。イトーヨーカドー店とさくら野店の客足も絶えなかったという。 感謝を閉店後も6月3日~7日に限り、「卍最中」「有明」を土手町本店とさくら野店で延長販売する。
みんなの経済新聞ネットワーク