芸能生活20周年の仲里依紗、目指すのは“成績の良い不良”「私は褒められて伸びるタイプ」
「学校をサボるのに成績良くて宿題もきちんとやってくる不良が理想」
今年芸能生活20周年。モチベーションはSNSから聞こえるファンたちの声だという。 「私は褒められて伸びるタイプなので、SNSの皆の応援の声や感想コメントに元気をもらっています。みんなのコメントは自分の中でのモチベーションのパーセンテージのかなりの割合を占めています。コメントがないと不安になるので、コメント欄も閉鎖せず開放していて、みんなからのDMも見られるようにしています」 とはいえ顔の見えない匿名の集団。心ない言葉で傷つけられることはないのだろうか? 「私はああいえばこう言うタイプなので、否定的なコメントはあまり来ません。私に言っても言い返されると思われているのかも…。もし否定的な書き込みがあったとしても『あら、ごめんね~!』みたいな感じで面白おかしく思っちゃいます」 メンタルの強さに加えて、仲の意志を貫く強さに惹かれて同好の士たちが集まって来る。「ファッションだったり、メイクだったり、自分の好きなものを好きだと堂々と言い続けていると『実は私も好き!』という人たちが集まって来て仲間意識が生まれて、どんどん味方になってくれる。仕事柄、派手なメイクや衣装が出来ないという人もいるけれど、私は『なんで?やればいいじゃん!』と言ってしまう。俳優仲間にもそういう人たちは多くて、事務所がヒヤヒヤしています。『仲には近づくな!髪の毛がピンクになるぞ!』と」と笑う。 本作『映画おしりたんてい さらば愛しき相棒(おしり)よ』をはじめ、話題のTBS金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』、今年10月放送スタート予定のNHK連続テレビ小説『おむすび』と2024年も多忙を極めるが、仲は俳優としての評価があるからこそ、自由を謳歌できると話す。「自分の好きなことを自由にやるためには、本業である俳優としての評価をしっかりともらうのは大前提です。本業をおざなりにして好き勝手やるのでは誰も認めてくれない。学校をサボるのに成績良くて宿題もきちんとやってくる不良が理想(笑)。でも自由にやるということは、そういうことだと思うんです」と芸能界の真面目な不良を目指している。 取材・文:石井隼人 写真:You Ishii
ABEMA TIMES編集部