日経平均の「10月相場」は9月25日の騰落レシオで決まる
植田和男日銀総裁がマイナス金利解除の可能性に言及した新聞報道が出て、金利先高感が強まり銀行株が独り勝ち状態になりつつある(イメージ写真:bee/PIXTA)
9月15日の日経平均株価は前日比364円高の3万3533円と続伸で引けた。このままいくと、9月25日に騰落レシオが「超過熱圏」に入る可能性が高まってきている(下図)。 ここからの展開次第だが、140%台の後半までいってピークアウトするようならば、下図の過去の斜めの点線のように、日経平均は1カ月ぐらい上昇の余韻が残る期待ができる。 一方、130%台半ばや120%台でピークアウトしてしまうと、縦の垂直の実線矢印のように、そのタイミングでピークアウトしてしまう可能性が高くなる。この先、株価があまりもたもたするようだとピークアウトもありえるし、逆にしっかりするならば10月中旬ぐらいまで日本株は強い可能性がある。9月25日はその分岐点となるだろう。
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木野内 栄治