津田健次郎「お芝居をするときは、いつも気持ちと体が100パーセント連動しています」
声優、俳優として広く活躍中の津田健次郎さん。3月8日に公開される『映画 マイホームヒーロー』では、主人公の鳥栖哲雄(佐々木蔵之介さん)を追い詰める犯罪組織・間野会の志野寛治を感情の起伏激しく狂気的に、かつどこかコミカルに演じている。「”ラスボス”である志野を楽しんで演じた」という前編のインタビューに続き、後編では現場の様子や俳優と声優の違いについてインタビューした。 【大人の色気あふれすぎ…!】津田健次郎の写真をもっと見る!
相手のペースを邪魔せず、コミュニケーションを取りたい
ーー『映画 マイホームヒーロー』は、現在も放送中のドラマ『グレイトギフト』でも共演されている佐々木蔵之介さんが主演。年齢も近いおふたりですが、現場で何かお話しなさいましたか。 津田健次郎さん(以下 津田) 蔵之介さんとはこの作品が初対面でした。本当に優しい方なんですよね。蔵之介さんは毎日大変なシーンが多くて、血糊もたくさんつけられていたので、決して余裕があったわけではないと思うのですが、いろいろと気遣ってくださいました。 僕がクランクアップした際も、とても丁寧に声をかけてくださって。それがすごく印象的でした。 撮影は昨年の4月くらいでしたが、海辺の小屋のシーンは吹き付ける風も強く、本当に寒かったんです。撮影後すぐに、蔵之介さんが宿泊していたホテルのお風呂に直行されていたことを覚えています(笑)。 ーー完成披露イベント時にも、共演の高橋恭平さんや宮世琉弥さんが、サウナで佐々木さんに会ったお話をされていましたね。津田さんは現場のみなさんとしっかりコミュニケーションを取るタイプですか。 津田 せっかくですから、できるだけ話したいなとは思いますね。あんまり無駄なおしゃべりをしたり、相手のペースを邪魔してはいけないですが、お互いに余裕があるときは相手のペースを崩さない範囲で交流したいとは思います。 蔵之介さんとはなかなか同世代トークとまでは行きませんでしたが、いろいろお話しさせていただいて。蔵之介さんは京都ご出身で、僕も関西出身なので……最後は僕もつられて大阪弁になっていました(笑)。