トーナメント出場の4選手が計量パス

　4月21日（日）東京・後楽園ホールで開催される『RISE177』の前日計量が20日、都内にて行われた。 　スーパーフェザー級（-60kg）漢気トーナメント準決勝で対戦する、勝次（TEAM TEPPEN）が60kg、岩郷泰成（EX ARES/同級7位）も60kgジャストで計量パス。準決勝もう1つの組み合わせである髙橋亮（TRIANGLE）は59.85kg、パヌワット・TGT（タイ/TARGET）は59.2kgで4選手無事に計量をクリアして、明日のトーナメントに臨む。 【フォト】4選手の割れた腹筋、バチバチの睨み合いも！ 　今大会では本来、メインイベント[ウェルター級タイトルマッチ]で、中野椋太（誠至会/王者）vs稲井良弥（TARGET/同級2位/挑戦者）が行われる予定だったが、稲井が怪我（左裂孔原性網膜剥離/れっこうげんせいもうまくはくり）でドクターストップに。これを受けて、緊急開催で“漢気トーナメント”と銘打ったトーナメント開催に至った。優勝賞金は100万円、決勝戦は3分3Rで最大延長2Rとなる。 　勝次は過去には新日本キックボクシング協会で世界王座、日本王座を獲得したベテラン。現在は名門・TEPPENGYMに所属する。対する岩郷は、RISEフェザー級王者・門口佳佑が所属するEX ARESのファイター。 　計量後の会見で岩郷は「何か優勝候補とか色々あるんですけど、優勝候補が普通に優勝するだけのトーナメントだったら面白くないんで、俺が明日は（優勝を）持ってくんで楽しみにしててください」、勝次は「急遽トーナメントになったんですけど、チャンピオン不在っていう状況の中で声かかったんで、中堅の僕たちがやりたいと思って引き受けました。試合で盛り上げたいと思います」と互いに意気込む。 　勝ち方のイメージを問われ、岩郷は「明日は倒します」とKO宣言。勝次も「フルスイングで殴ってKOしたいと思います」と気合を入れた。 　そしてもう1つのカードは髙橋vsパヌワット。髙橋はNKB2階級制覇王者で、サウスポーから繰り出す左ミドルやパンチ技術が武器。怪我からの復帰戦で“現王者・大雅の首を狙う”と宣言している。対するパヌワットは今トーナメント唯一の外国人選手。PPTV 60kg王者の肩書を持つムエタイ戦士だ。 　計量を終えて髙橋は、「僕はチャンピオンの大雅を倒すためにRISEに来たので、大雅がビビるような内容で圧倒的に優勝します」、パヌワットは「長期間試合をしていないので緊張していますが、明日は全力を尽くして戦いたいと思います」とそれぞれコメント。 　勝ち方に関して、髙橋は「何で倒そうとかは別に無いんですけど、明日対峙してみて、倒せるもので倒します」、パヌワットは「勝ち方に関しては、僕はリングの上で考えるタイプですので、戦いながら考えていきたいと思います」と両者とも試合の流れから、倒し方を決めるとした。 　明日の漢気トーナメントを制して、優勝賞金100万円を手にするのは誰になるか。 ＜計量結果＞ ▼第5試合　スーパーフェザー級（-60kg）漢気トーナメント準決勝②　3分3R延長1R 髙橋 亮（TRIANGLE）→59.85kg vs パヌワット・TGT（タイ/TARGET）→59.2kg ▼第4試合　スーパーフェザー級（-60kg）漢気トーナメント準決勝①　3分3R延長1R 勝次（TEAM TEPPEN）→60kg vs 岩郷泰成（EX ARES/同級7位）→60kg