オープン13・プロヴァンス

全豪OPでのジャン・ジジェンとトマス・マハーチ[画像/ゲッティイメージズ]

男子テニスのオープン13・プロヴァンス（フランス/マルセイユ、室内ハード、ATP250）は11日、ダブルス決勝が行われ、T・マハーチ（チェコ）/ ジャン・ジジェン（中国）組がP・ニクラス サルミエント（フィンランド）/ E・ルースブオリ（フィンランド）組を6-3，6-4のストレートで破り、ペア初優勝を果たした。また、ジャンは中国人男子初のダブルスツアー王者となった。 【ジャン・ジジェン 選手詳細情報】 マハーチとジャンは普段はシングルスツアーを主戦場にツアーを転戦していたが、今年1月の全豪オープン（オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム）では初めてペアを組みR・ラム（アメリカ）/ J・ソールズベリー（イギリス）組らを破る快進撃を見せベスト4進出を果たした。 今大会は1回戦でC・フランツェン（ドイツ）/ H・ヘベンス（ドイツ）組、準々決勝でH・ヘリオヴァーラ（フィンランド）/ J・ピアース（オーストラリア）組、準決勝でV・クリコフ（アメリカ）/ S・コルダ（アメリカ）組を破り決勝に駒を進めた。 決勝戦、マハーチとジャンは6度のブレークチャンスをニクラス サルミエントとルースブオリのペアに与えるもこれをすべてセーブ。リターンゲームでは2度のブレークに成功し、1時間6分でトロフィーを掲げた。 27歳のジャンはシングルス世界ランクトップ50に入った初の中国人男子という記録を持っていたが、それに加え、今回は中国人男子初のダブルスツアー優勝の快挙を達成することとなった。