“移籍”か“残留”か…今オフのFA目玉候補(3)ジャイアンツが“流出回避”
プロ野球のストーブリーグで大きな話題となるのが、フリーエージェント(FA)戦線だ。昨オフは山﨑福也、山川穂高、西川龍馬の3選手がFA権を行使し、国内移籍を決断した。今年も多くの選手がFA権を保有しており、動向が注視されている。そこで今回は、今オフのFA目玉候補を紹介したい。
大城卓三(読売ジャイアンツ)
・投打:右投左打 ・身長/体重:187cm/90kg ・生年月日:1993年2月11日 ・経歴:東海大相模高 - 東海大 - NTT西日本 ・ドラフト:2017年ドラフト3位 強打の捕手として他球団から注目を集めている大城卓三。今季はスタメンマスクの機会を減らしたが、捕手としての能力も評価されている。 NTT西日本から2017年ドラフト3位で読売ジャイアンツに入団。ルーキーイヤーから83試合と多くの出番を得ると、2020年には正捕手に定着し、ベストナインに輝いた。 当初は守備面で課題を抱えていたが、2021年にはリーグトップの盗塁阻止率.447を記録。 さらに昨季は134試合出場、打率.281、16本塁打、55打点の好成績を収め、2度目のベストナインを受賞した。 しかし、今季は春先に打撃不振に陥り二軍降格。再昇格後は復調したが、最終成績は96試合出場、打率.254、3本塁打、27打点と数字を落とした。 また、シーズン後半は一塁が主戦場となり、捕手での先発出場が34試合にとどまった。 FA権を取得した今オフは、その動向が注視されていたが、熟考の末にチーム残留を決断した。
ベースボールチャンネル編集部