ILLITが初カムバック、デビューからの7カ月を振り返る「ILLITはILLITとしての道をお見せしようと思う」
ILLITが本日10月21日に2ndミニアルバム「I'LL LIKE YOU」でカムバック。発売当日に韓国でメディアショーケースを開催した。 【写真】HYBE、Ador間の質問に堂々と回答したYUNAH 「I'LL LIKE YOU」は、今年3月リリースのデビューアルバム「SUPER REAL ME」以来、約7カ月ぶりのミニアルバム。前作のリード曲「Magnetic」は、2024年6月17日付の「オリコン週間ストリーミングランキング」にて累積再生回数1億回を突破し、登場11週目での達成は「1億回再生突破週数」記録において、女性グループ歴代1位の早さとなった。 ■ 緊張と自信の入り混じった初カムバック 初のカムバックということもあり、少し緊張気味の面持ちの5人だったが、MINJUは「歌とパフォーマンスがすごくいいし、『Magnetic』とはまた違う姿をお見せできる」と胸を張る。最初の挨拶を終えたILLITは「I'LL LIKE YOU」のリード曲「Cherish (My Love)」のパフォーマンスを初披露。TikTokで大流行した「Magnetic」のシグネチャーダンス“マグネティックダンス”を進化させた“マグネティックハートダンス”がポイントで、レトロなシンセサウンドに乗って5人は踊り、報道陣にはつらつとした姿を見せた。 その後のトークパートでMINJUは「ハートがたくさん出てくるので、どれだけ多くのハートを作っているかを確認しながら楽しんでほしい」とこの曲のパフォーマンスの楽しみ方を提案。YUNAHは「今までやったことのない雰囲気の曲だったので、少し緊張しましたが練習しながら息を合わあせたらまさに私たちの曲だと思った」と「Cherish (My Love)」について語り、レコーディングを7回行い努力を積み重ねて完成した、自分たちを成長させてくれた曲であることを明かした。 ■ 世界中のGLLITにお会いしたい デビューからの7カ月の活動についてWONHEEは「日本やフランス、ドイツなど世界のさまざまな舞台に立ち、GLLIT(ILLITファンの呼称)とたくさん会えました。中でもパリのファッションウィークに参加し、『フレンズナイト』を開いたことが記憶に残っています。海外メディアやクリエイターの方にたくさん来ていただいて、新曲をインストを聴いてもらってドキドキしました」とコメント。MOKAは「音楽番組や大学の学園祭、初めて中華圏のファンとお会いできたアワードに出演したのも貴重な体験で、最初から最後まで一緒に歌ってくださるファンの姿が印象的でした。これからもっと世界中のGLLITにお会いしたいという思いが強くなりました」とこの7カ月の活動を振り返った。 収録曲の「IYKYK」は、SNSで使われる「If you know, you know.(=知っているでしょう?)」を意味する新造語を冠した楽曲で、「好きな相手の魅力を言わなくてもわかるでしょう?」というメッセージをはつらつとしたメロディで表現している。WONHEEによるとこの曲のパフォーマンスの見どころは、サビの「IYKYK」を手早く表現する動作で、この振り付けはTikTokでのダンスチャレンジでも盛り上がりそうだ。カレッジテイストの衣装に着替えた5人は早速「IYKYK」を披露し、歌詞に合わせて両手で“IYKYK”の文字をスピーディに表現した。 ■ 親知らずがモチーフ 質疑応答のコーナーで「I'LL LIKE YOU」がILLITにとってどんな意味のあるアルバムになるかという質問を受けたMINJUは「これまでお見せしたILLITの率直な魅力を強化すると同時に、新しい雰囲気の曲で私たちの歌の色を広げる挑戦でもありました。今回のアルバムが多くの人にILLITらしさを伝えられるアルバムになればと思います。お見せしたい音楽が限りなくあるので、これからも関心を寄せてください」と回答。「Cherish (My Love)」のMVに登場する歯のモチーフについて解説を求められたYUNAHは、「最近私は親知らずを抜いたのですが、私だけではなく同年代の友達もみんな親知らずができる年齢なので、こういったアイデアに着目して親知らずというコンセプトを作ったそうです。“親知らずクラブ”のメンバーがそれぞれの親知らずを見てその感情を表したというコンセプトが突拍子もなくて、とても好きなことに直進するという私たちの感情をうまく表現していると思いました」と話した。 それぞれの好きなものをユニークに表現し、その内容が話題となった本作のブランドフィルムについてYUNAHは「私たちは2ndミニアルバム完成に向かってがんばってきました。がんばってくれたメンバーたちだけではなく、会社のスタッフやファンの皆さんに伝えたい言葉をブランドフィルムに収めました。『揺るぎなく私たちは私たちの道を歩んでいく』というILLITの心を伝えたかった。そしてたゆみなく進むグループになるという誓いを込めた。私たちの心がアルバムに込められているので、今回のアルバムに込められたメッセージが聴く方たちにちゃんと伝えられたらと思います」と思いを語る。 ■ Adorとの問題にどう向き合ったのか その直後に「HYBEと(NewJeansが所属する)Adorとの間で直接的に名前が言及されて苦労もあったと思いますが、これに関してどのような時間を過ごしたか?」という質問があると、再びYUNAHがマイクを手に取り、「このような状況でも変わらず応援してくださるファンの方を考えながら、2ndミニアルバムを一生懸命準備しました。期間中に結成1周年もあったりして、1年間成長できるように応援してくださるファンの方を思いながら、皆さんがくださる変わらない愛に関して思いを馳せました。好きでいてくださるファンの心を守ってあげられるように私たちだけの色をお見せしようと努力し、ブランドフィルムでお見せしたようにILLITはILLITとしての道をお見せしようと思いました」と力強く回答した。 デビュー作のリード曲「Magnetic」のヒットを受け、グループのファンだけではなく、世界中のK-POPファンから注目を浴びている本作。今回のカムバックについてMINJUは「『Magnetic』で本当にたくさんの愛をいただいて特別な経験をしました。その愛に力とエネルギーをいただき、もっといい姿をお見せしたい、前回のアルバムよりもっと成長できたと言われたいと思いました。もっと多くのGLLITの皆さんにそういう成長をお見せしたい」と意気込む。また「Cherish (My Love)」のチャレンジで共演したいアーティストについてはMOKAがFIFTY FIFTYを挙げた。 ■ MINJUからトロフィーを受け取りたい MINJUは今月より韓国の人気音楽番組「ミュージックバンク」のMCに就任。このことについて問われると「大変光栄でうれしいです。まだまだ足りないところがたくさんあるので素晴らしい先輩方のようにカッコいいMCになりたいですし、この番組で1位になったらMCでもあるのでもっともっと幸せでうれしいです。公約として『Cherish (My Love)』からはチェリーが連想されるので、チェリーのカチューシャを付けてウインクをしたらどうかなと思っています」と「Cherish (My Love)」が1位になった際に実現したい約束について語る。MOKAも「MVに出ていた親知らずの小道具を使ってアンコールをしたい」と1位になった際に披露できるアンコールステージのイメージを報道陣に伝えた。 WONHEEは「ILLITらしさはILLITの音楽に詰まっています。私たちの考えを元に楽曲のテーマを決めることが多いので、そういった過程でILLITらしさが出てきますし、同年代の考えもたくさん込められていると思います。共感を呼び起こすことができるところや面白い歌詞を通じてILLITの曲に共感できるはず。それと小さな目標がありまして、MINJUさんがMCを務める『ミュージックバンク』で1位になってMINJUさんからトロフィーを受け取りたいです」と、本作に込められたILLITらしい魅力と「ミュージックバンク」で1位獲得を果たして叶えたい目標を明かす。YUNAHは本作をリリースして「第5世代の代表リーダー」「Z世代代表するアイコン」という言葉で評価されたいと述べた。 チャート面での目標についてはWONHEEが「『Magnetic』ほど大きな期待はしてないですが……でも楽しい想像をしてみるのならば、『Magnetic』のようにBillboardチャートに入れたら。それができたらこれとなく素晴らしい思いが叶えられると思う」と期待を寄せた。 ■ 「I'LL LIKE YOU」トラックリスト 01. I'll Like You 02. Cherish (My Love) 03. IYKYK (If You Know You Know) 04. Pimple 05. Tick-Tack