【バレー】サントリーがプレーオフ進出を決める VC長野、首位パナソニックに食らいつくもセットをとれず 工藤「パンサーズジュニア出身なので初めてVリーガーとしてパナアリで試合するのは楽しかった」V1男子
バレーボールV.LEAGUE DIVISION1MENは10日、パナソニックアリーナなどで試合が行われ、首位パナソニックにVC長野が第2セットで終盤までリードを奪う展開となったが、リベロ山本智大がディグをあげ、大塚達宣がブロックやスパイクで勝負どころを決めきると、2枚替えで入った西山大翔も高い打点からの攻撃やディグでVC長野を追い上げ、逆転。デュースにもつれこんだが最後はホームの後押しもありパナソニックが27-25で振り切った。第3セットは序盤からパナソニックがリードし、最後は西山、新のままストレートで勝利した。 VC長野の工藤はジュニアパンサーズの出身。今季は怪我に苦しんだが、「今も完全に痛みがないかというとそうではないのですが、十分プレーできる状態です。このパナソニックアリーナはパンサーズジュニア出身の自分にとって大切な場所。Vリーガーとしてパナアリで試合するのは初めてで、知り合いもたくさん見に来てくれて、とても楽しかったです。明日はもっと修正して勝ちにいきます」と前を向いた。 大塚達宣は「彼とは怪我のリハビリ中もずっとやり取りしていて、インカレも動画でみましたし、このパナソニック戦までには絶対に間に合わせる!といっていたので自分も楽しみにしていました。昨季は2戦目でやられてしまったので、今回は気を抜くことなく戦いたい」と相手を称えた。 西山は「前の試合で少しスパイクがかぶり気味になってしまったので、そこは気をつけて高い打点で打つようにしました。ディグはもちろん、今はオポジットでも攻撃だけではいけないので普段から意識して練習してますけど、今日上げれたのは単に運が良かっただけです(笑)」。VOM山本智大は「ディグは一人でするものではなくて、ブロックとの約束事などであげていける。今のパンサーズは組織的にすごくディフェンスが良くなっていると思います。ラリーになっても拾い負けしなかったですし、最後を決めるスパイカーの力も大きかった」。 川村慎二監督は「悪くはなかったんですけど、ちょっと力みましたね」と反省。明日も同じカードで対戦が行われる。 堺ブレイザーズはヴォレアス北海道にストレート勝利。500勝まであと2試合のベテラン松本慶彦は今日はベンチ外で、今節での達成はなくなった。 ウルフドッグス名古屋も東レにストレートで勝利。サントリーはジェイテクトに3-1で勝ってプレーオフ進出を決めた。