打てない巨人、姿を見せなかったコーチ “2秒会見”の後で…帰宅せず取り組んだ対策
「リフレッシュをしっかりして、来週はいい1週間にしたい」
岡本和にとって救いの1つは、3戦目の8回の最終打席に、オリックス5番手の本田仁海投手から痛烈な当たりの中飛を放ったこと。阿部監督は「最後の当たりとかはよかった。少し迷いとかもあるのかなと思いながら見ているのだけれど、なんとか割り切ってやってほしい。リフレッシュをしっかりして、来週はいい1週間にしたいので、僕も含めて、みんなで切り替えていくしかないかなと思います」と、責任を負う主砲の心境を思いやった。 それにしても巨人打線は、前日の高卒2年目・斎藤響介投手に続き、2試合連続で相手の先発投手にプロ初白星を献上。しかも「5回1安打無失点」というところまで、前日の結果をコピーしたかのようだった。 巨人のホームゲームの取材は、基本的に試合終了1時間半までとされているが、多くの首脳陣・選手が帰途に就いた中で、二岡智宏ヘッド兼打撃チーフコーチは姿を見せなかった。球場に残り、週明けの楽天3連戦(楽天モバイルパーク宮城)へ向けた資料づくりに取り組んでいるのだという。課題の得点力不足解消へ、チームぐるみの奮闘は続く。主砲のバットに当たりが戻ることが何よりの活性剤であることは、間違いない。
宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki