バルセロナが三笘薫を欲する理由 左サイドに求められる“個で相手守備を破壊する”仕掛け人
右のヤマルに対して左は……
来季へ向けてバルセロナが強化すべきポジション。その1つに左のウイングが挙げられている。 すでに補強ターゲットの具体的な名前も浮上しており、その1人にはブライトンでプレイする日本代表FW三笘薫の名前もある。 スペイン『SPORT』によれば、バルセロナはジローナで大ブレイクするFWサヴィオの獲得も検討していたようだが、こちらはマンチェスター・シティへ向かう可能性が高いとされている。そこで浮上したのが三笘だ。 今のバルセロナにもフェラン・トーレスやジョアン・フェリックスら左サイドに入れるアタッカーはいるが、どちらもドリブラータイプではない。右サイドでは16歳のラミン・ヤマルが成長していて、ヤマルはここまでラ・リーガ全体6位となる40回のドリブル成功数を記録している。 バルセロナとしては、左サイドにも同じドリブラーが欲しいところだろう。ヤマルを含め、今季バルセロナの選手でリーグのドリブル成功数ランキングTOP50に入っている選手は4人。そのうち2人はサイドバックのジョアン・カンセロ(38回/8位)とアレハンドロ・バルデ(20回/49位)で、残る1人はフェリックス(21回/43位)だ。 右のヤマルに比べれば、フェリックスの数字でも物足りない。三笘は1人で守備組織を破壊するだけの突破力を備えているため、バルセロナの左サイドに新たなオプションをプラスできるのは間違いない。 指揮官シャビ・エルナンデス退任が決定しているなど、バルセロナそのものが揺れている状況なのは気にかかるが、三笘にとって刺激的なチャレンジとなるのは確かだろう。
構成/ザ・ワールド編集部