平和や安寧祈りイルミネーション点灯 釜石・菊池さん宅
釜石市甲子(かっし)町の菊池秀明さん(77)は、自宅前の庭で毎年恒例のイルミネーションを点灯した。平和や安寧を祈る気持ちを込め、地域に元気を届けている。 トナカイが走る森をイメージした飾り付けは、幅40メートル、高さ10メートルの大作。足場を組み、10日間かけて友人たちと作り上げた。青やオレンジの電飾を円すい状に設置し、樹木を表現した。 特に目を引く「共存」の2文字には、戦争や災害がやまない世界への思いがある。震災後は「一歩」、新型コロナウイルス禍には「収束」の言葉を掲げた。 点灯は午後4時半~同9時半。来月7日まで。