大井町イルミネーション、10年目迎える 高知木材を使った鳴子オブジェも
「大井町イルミネーション2024」が10月26日に始まって1カ月がたった。主催は品川区としながわ観光協会。(品川経済新聞) 【写真】イトーヨーカドー大井町店脇の道路 大井町駅の「イトーヨーカドー大井町店」脇の道路と、「阪急大井町ガーデン」前の街路樹にイルミネーションを装飾する。2015(平成27)年に始まり、今年で10年目となる同イルミネーションについて、文化観光戦略課長の大森直人さんは「当初は地元からの要望があり、大井町駅周辺地域のにぎわい創出の一環として始めた」と振り返る。 10年目を記念し、初の試みとしてシンボルツリーとオブジェを阪急大井町ガーデン前に設置する。オブジェは、品川区と木材利用の推進に関する協定を結ぶ高知県木材協会の協力を得て、同県の森林整備で出た間伐材で製作した。 オブジェはシンボルツリーを囲むように設置し、鳴子のオーナメントをつり下げる。鳴子は、同イルミネーションの点灯式で合唱を披露した山中小学校の児童や、先月開催した「大井町ハロウィン」の来訪者がイラストを描くなどして仕上げたもの。しながわ観光大使の「シナモロール」や、しながわ観光大使(見習い)の「ハタチの龍馬」、高知県公式キャラクター「くろしおくん」、同県須崎市のご当地キャラクター「しんじょう君」のオーナメントも飾る。「鳴子に触れて、音や木のぬくもりを感じていただきたい」と大森さん。 オブジェはイルミネーション終了後、SDGsの取り組みの一環として、区内施設への寄贈や建材のリサイクルを予定する。 大森さんは「シンボルツリーは、地域の方々や子どもたち、パートナーの高知県と共に作り上げたもの。10年目のシーズンが終わっても、温かな思い出として残ると思う」と話す。 点灯時間は17時~23時。1月13日まで。
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