能登に元気届けるモン くまモンなど七尾にゆるキャラ集結
全国の自治体や企業のキャラクター日本一を決める「ゆるバース2024in能登」(北國新聞社後援)は2日、七尾市の能登歴史公園で2日間の日程で始まった。熊本県の「くまモン」、長野県の「アルクマ」など人気キャラ26体が地震や豪雨で傷ついた能登を応援しようと集結。激しい雨の中でも愛きょうを振りまき、被災者に元気を届けた。 「We are 能登(not) alone」(私たちはひとりじゃない)と銘打ち、改称前の「ゆるキャラグランプリ」を含めて開催は県内で初めて。現地とインターネット上の仮想空間「メタバース」で人気投票を受け付け、3日に日本一が決まる。 多くの家族連れらが集まり、キャラクターたちは雨をしのぐ透明なビニールをかぶって来場者と触れ合い、記念撮影に応じた。 ステージでは「復興応援『絆』大使」のくまモンが「通訳」の女性を介して「能登を応援するモン」とガッツポーズで能登の支援を約束。キャラクターが順番にPRして投票を呼び掛けた。志賀町の田中翠ちゃん(4)は「全部かわいかった」と笑顔を浮かべた。 会場には各自治体・企業のブースが設けられた。3日は和倉温泉の「わくたまくん」、県観光PRマスコットキャラ「ひゃくまんさん」が駆け付け、能登復興に向けて全国のゆるキャラと「友情」を深める。午前10時~午後4時に開かれ、入場は無料。