LINEで買った学用品、学校で受け取り お金扱う保護者と学校の手間省く 府中市で試験運用
広島県府中市教委は、無料通信アプリLINE(ライン)を使った学用品の購入を、市内の栗生小で試験的に始めた。保護者が購入代金を用意する手間や、学校が現金を管理する負担の軽減を図る。市教委によると、ラインを使った学用品購入は全国初という。 専用のQRコードを読み取って「用品購入クラウド」を友だちに登録すると、提携する学校用品販売店から商品の案内が届く。代金はクレジットカードで支払う。購入した商品は学校で児童が受け取る。 市教委によると、学用品の購入は児童が学校に現金を持参し、学校で一時的に保管した後、集金に来た販売店に渡している。ラインの活用で、保護者が釣り銭が出ないように代金を用意する手間や、学校で現金を保管する負担を減らせる。 1月から試行し、裁縫セットとリコーダー、国語辞典を販売。初回の決済完了を確認した2月7日時点で同小の保護者の半数の44人が登録し、5点の注文があった。
中国新聞社