<大泉洋>真っ黒になって「終りに見た街」クランクアップ サプライズはまさかの不発!?
故・山田太一さんの名作を、主演に大泉洋さん、脚本に宮藤官九郎さんを迎えてドラマ化する「テレビ朝日開局65周年記念作品ドラマプレミアム『終りに見た街』」(同局系)の撮影がこのほどクランクアップを迎えた。物語の最重要シーンをもって撮了となったが、なぜか真っ黒な姿の大泉さんは「やーーーっ!」という声を上げながら両手を突き上げ、喜びを全身で表現。「(撮影期間が)1カ月だったとは思えない、2カ月くらい撮影していたような充実した日々でございました」と振り返り、「宮藤さんの脚本も素晴らしく、監督の演出にも大変助けられ、共演者の皆様にも恵まれて、本当に楽しい現場でした」と振り返った。 【写真特集】サプライズ失敗? くだんの幕の前でポーズ
「終りに見た街」は、山田さんが戦争体験者の一人として、厳しい体験を次世代に伝えることをテーマに執筆した小説。突然、戦時下の昭和19年(1944年)にタイムスリップした現代の家族の物語で、テレビ朝日ではこれまで山田さんの脚本で、1982年と2005年に2度ドラマ化されている。1982年版は故・細川俊之さん、2005年版は中井貴一さんが主演を務めた。
そんな大泉のクランクアップの現場には、ひと足先にオールアップを迎えていた妻役の吉田羊さんがサプライズで花束を持って駆けつけ、大泉さんは「あーっ!びっくりした!」と、あまりの大きいリアクションに爆笑が起きる一幕も。
ところが、「祝・大泉洋さんテレ朝初主演ドラマ『終りに見た街』オールアップ!」と書かれた大きな幕が掲げられたもう一つのサプライズには複雑な表情。実は、大泉さんは幕が運び入れられているところを目撃していたといい、「これを見て見ないふりをするのが、疲れましたよ!(笑)」とこぼして笑いを誘っていた。
「テレビ朝日開局65周年記念作品ドラマプレミアム『終りに見た街』」9月21日午後9時から放送される。