嘉手納基地での降下訓練強行 県が抗議も外務・防衛と認識に差
沖縄テレビ
アメリカ軍が嘉手納基地でのパラシュート降下訓練を繰り返している事を巡り県はきょう沖縄防衛局長などを県庁に呼び出し抗議しました。 パラシュート降下訓練は例外を除き伊江島補助飛行場で実施することが日米で合意されていますがアメリカ軍は県や地元の反対を押し切る形で今年だけで7回嘉手納基地で訓練を実施しました。 池田副知事は4日、沖縄防衛局の伊藤局長と外務省沖縄事務所の宮川特命全権大使を県庁に呼び出して抗議しました。 ▽池田副知事: 「特に嘉手納基地の周辺の皆さんからすると到底容認できるものではない。なぜ嘉手納でないといけないのかということの説明がいまいち我々は納得がいかない」 宮川大使は伊江島補助飛行場の改修工事を早急に進めることが現実的な解決策であるとし、伊藤局長は例外的な措置として嘉手納基地での訓練は認められるとの認識を示しました。 また、池田副知事は無人偵察機MQ‐9の嘉手納基地への一時的な配備について基地負担の増加につながるとして計画の見直しなどを求めました。
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