銚子電力がアスリート支援 新谷一将社長自ら新規契約獲得へ、ベンチプレス大会出場
電気を使って、千葉県銚子市出身のアスリートを応援-。こんなうたい文句で、電力小売会社「銚子電力」(同市若宮町)が電気料金プランの新規契約者を増やすキャンペーンを始める。13日以降の新規契約者に、1千円分のギフト券を提供する。新谷一将社長(36)自身も体を張ってベンチプレスの大会に出場し、結果次第でギフト券を増額する計画もあり、アスリート支援をてこ入れする。 同社は、平成30年に銚子市と民間との共同で設立された。現在、独自の電力プラン「銚子アスリートプラン」を展開する。契約者の電気料金の1%分を地元出身アスリートの活動費などとして還元する仕組みだ。 支援対象には銚子市立第二中の出身で、早稲田大競走部に所属し、年明けの箱根駅伝でも活躍した山口智規選手のほか、水泳ではインターハイに出場した兄弟の砂村明彦、光彦の両選手(県立銚子商高出身)ら。新規契約者にはこうしたアスリートから直接、メッセージや活動報告を受けられる。 ただ、アスリートプランの認知度は今一つで、新規の契約者数は伸び悩んでいる。 このため、ベンチプレスの各種大会で好成績を残し、36歳の今も現役アスリートの「顔」を持つ新谷社長自らが、新規契約者の開拓に向け、一肌脱ぐ拡大キャンペーンを企画した。 新谷社長が12日に袖ケ浦市で開かれる県春季ベンチプレス選手権大会に出場し、優勝すれば、13日以降の新規契約者に1千円分のギフト券を上乗せする特典を計画している。キャンペーンの期間は1カ月程度を想定する。 新谷社長は10日、県大会を前に産経新聞社の取材に応じた。 「自己ベストを更新できるよう、大会には全身全霊で挑む。銚子のアスリートや若者はもちろん、同世代や年配の方々にも勇気を与えたい」と活躍を誓った。(岡田浩明)