軽自動車のレース「東北660選手権」は2023年シーズン最終戦! スズキ「アルト」だけのレースも白熱、超盛り上がってます
5クラス:#15小野寺が強さを見せつけポール・トゥ・ウィン
ビギナーを対象とした5クラスは小野寺潤がポール・トゥ・ウィン。第2戦でクラッシュし復帰戦となった村上征也は、完走を目標に掲げながら2位に入賞を果たす。3位は学生クラスとして東北660耐久にも参戦する阿部孔城。多くのドライバーは来シーズンから3クラスに移行するはずで、よりレベルの高いステージを経験しドライバーとして大きく成長するだろう。
HA36カップ:アルトワンメイクは過去最大の17台がエントリー
併催された東北660・HA36カップの第2戦は、徐々にエントリーが増え今回は過去最多となる17台。MTの1クラスは小松日高がポールポジション、2番手は公式レースの経験も豊富な姉・珍、3番手が茂木大輝というオーダーで、決勝も同じポジションでフィニッシュした。 2ペダルの2クラスは予選が猪又真輝、高杉俊太郎、椎名栄一郎と並び、1クラスと同様に決勝も同じ順位でチェッカー。ワンメイクなうえ改造範囲も東北660選手権より狭いため、オーバーテイクが非常に難しいことの証明といえるだろう。もうひとつ注目したいのは昨年の最終ラウンドに続いて、2ペダルのAGS車両が総合優勝を果たしたこと。さらに上位6台のうち4台が2クラスと、もはや「2ペダルは遅い」といったマイナスイメージは皆無だ。なお東北660選手権のシリーズチャンピオンと、ドリフト走行会の模様は別に機会を作って紹介したい。