漫画家、佐野妙さんが特別講義~愛知・豊橋創造大学で
「伝え方」のコツ伝授 「集中力は7秒まで」
愛知県豊橋市在住の漫画家、佐野妙さんが21日、豊橋創造大学で「伝え方」をテーマに特別講義をした。キャリアプランニング科の1~2年生約80人が聴講した。 佐野さんは、伝え方のこつとして「7秒」を挙げた。「人間は7秒しか集中力がもたない。それより長く話すときは、手振り身振りをつける、声の抑揚を変えるなどの工夫が必要」と教えた。 連載中の代表作「だもんで豊橋が好きって言っとるじゃん!(だも豊)」を例に、「1こま7秒以内で読める情報量にしている。キャラクターも指を差す、数字を示すなど動きを付けて、飽きさせない工夫をしている」と解説した。1こまの構成についても「よどみなく読めるように、逆S字型に話が進むように意識している」と語った。 その後、学生同士でペアをつくり、飽きさせない自己紹介の仕方を実践した。2年生の伊藤沙和奏さんは「伝え方を学んで、視野が広がった」と話した。 【北川壱暉】
東愛知新聞社