苗栗以北と離島の計9県市に低温特報 気温10度前後が続く見通し/台湾
(台北中央社)大陸からの強い寒気団の影響で、26日の台湾北部や北東部、東部は冷え込んだ。中央気象署(気象庁)は26日から27日朝までの期間を対象に苗栗以北や離島の計9県市に低温特報を出し、防寒対策を呼びかけている。 各県市に出されている低温特報は次の通り。橙色信号(非常に寒い、10度前後または以下の気温が続く可能性)=北部・新北市、基隆市▽橙色信号(非常に寒い、6度前後または以下の気温が続く可能性)=離島・連江県▽黄色信号(寒い、10度以下になる可能性)=北部・台北市、桃園市、新竹市、新竹県、中部・苗栗県、離島・金門県。 この日、台湾本島の平地で観測された最低気温は苗栗県大河の9.2度。新北市や基隆市でも10度を下回った。 気象署が26日発表した週間天気予報によれば、大陸からの強い寒気団の影響は27日まで続く。28、29日は強い寒気団が弱まり、気温が上昇するものの、放射冷却の影響で朝は冷え込むため、台湾本島の西側の地域では昼夜の寒暖差が大きくなる。3月1日には前線の通過と大陸からの寒気団または強い寒気団が南下する影響で、北部と北東部は再び冷え込む見通し。 (張雄風/編集:名切千絵)