「皆さんやってる」東京・蒲田駅の放置自転車が深刻化…区営駐輪場20カ所もあってなぜ?区が簡単に撤去できない“理由”とは
すぐに撤去できない“壁”
歩行者の通行の妨げにもなっている“違法駐輪”について、大田区はどのように考えているのでしょうか? 大田区都市基盤整備部 厚川令子氏: ご指摘の場所は道路上ですので、大田区は区内のどこであっても、路上の自転車の駐車というのを認めていないんですね。区の条例について啓発や撤去を行っております。 条例に基づいて適切な処置をしているといいますが、放置自転車が多い地区について、難しい問題もあるといいます。 大田区都市基盤整備部 厚川令子氏: この場所は、条例で定める「放置禁止区域」の外側になります。そのため、即日の撤去ができないんですね。 問題となっている場所は、「放置禁止区域」の外側。 禁止区域内の場合は、即時撤去が可能ですが、区域外は警告札を貼付してから1週間後にしか撤去することができないのです。 さらに、めざまし8のMCを務める谷原章介は、放置自転車が減らない理由の一つとして、駐輪場の場所に着目します。 MC谷原章介: ぱっと見十分あるように見えるんですけども、ニーズを満たせていないのかなと思うんです。近くの駐輪場が線路の反対側だったり、駅までのブロックも全然駐輪場がなかったり。駐輪場を使われる方のパターンはいくつかあると思うのですが、通勤・通学で使ってそのまましばらく放置する方と、お買い物などちょっとしたほんの数分止めるだけのちょい乗りみたいな形で使う場合と。それぞれの場合で、施設の誘導の仕方を変えた方がいいのではないかなと。 もしくは、日本は土地が狭いですから、各店舗の前にきちんと安全に自転車を止められるような場所が設置されているところはほとんど見ないですよね。そういったものが(放置自転車が)一カ所に集中してしまう原因になっているのかなと。 (めざまし8 6 月18 日放送)
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