参院の旧安倍派22人、全面公開で政倫審出席へ 翻意続けた対応「残念」と与党筆頭幹事
自民党の派閥パーティー収入不記載事件を受けた参院政治倫理審査会(政倫審)を巡り、出席意向を示している旧安倍派議員22人が20日、議員傍聴のみの開催から、全面公開での開催を受け入れる方針に転じた。自民が同日の政倫審幹事懇談会で野党に伝えた。25日に4人の審査を行うと決め、あいうえお順で赤池誠章、石井正弘、石田昌宏、井上義行の4氏が出席する見通しだ。 幹事懇後、記者団の取材に応じた佐藤正久与党筆頭幹事(自民)は、当初は非公開を求め、次いで議員のみ傍聴、全面公開と翻意した旧安倍派議員の対応について「本当に極めて残念だ」と述べた。 一方、幹事懇では、政倫審の野村哲郎会長が体調を理由に辞任を申し出た。自民は後任の委員長に松村祥史氏を推薦し、野党側からも了承を得た。