飲酒運転で物損事故 鳥栖市の20代中学教諭を懲戒免職 佐賀県教育委員会
佐賀県教育委員会は28日、飲酒運転で物損事故を起こした鳥栖市立鳥栖西中の男性教諭(27)を懲戒免職にしたと発表した。 県教委によると、7月26日午後5時から同11時ごろまで、同僚らと鳥栖市内の飲食店3軒でビールや焼酎を10杯ほど飲み、駐車場から別店舗の駐車場に車を移動させようと運転し、駐車場入り口の縁石に接触する物損事故を起こした。 通行人の通報を受け、警察官がアルコール検査をしたところ、呼気から基準値を超えるアルコールを検出した。教諭は「代行業者を呼ぼうとしたが、(飲酒によって)気分が悪く、断念した」と話し、反省しているという。 県教委は懲戒処分の指針で飲酒運転を原則免職としている。退職手当は全額支給しない。甲斐直美教育長は「教職員への信頼を大きく損なう結果で、服務規律の徹底に全力を挙げて取り組む」とのコメントを出した。鳥栖市教委は管理監督が不十分だったとして、鳥栖西中の校長を文書訓告とした。(横田千晶)
横田千晶