【動画・かごしまの天気5/14】きょうは温度計の日
鹿児島テレビ
鹿児島市東郡元町にある鹿児島地方気象台です。 こちらが気温を観測しているアメダスの温度計です。 中俣美咲気象予報士 「こちら一見、金属の筒のように見えますが、中はどんな風になっているんでしょうか」 さすがに本物の温度計だと観測に影響が出るので、過去に使われていたものを気象台の地福淳一さんに見せてもらいました。 中から出てきたのは細い金属の棒! これが温度計です。 まるで天ぷら鍋の温度計みたいですよね。 通風筒と呼ばれる筒に入っているのにはちゃんと理由がありました。 気象台・地福淳一さん 「外に露出させると、日射が当たってしまう。金属そのものが熱せられる。熱せられた金属の温度を測ることになってしまう」 さらに驚いたのが、風を送る「ファン」がついていること!熱がこもらないように中の空気を循環させて正確な気温を測ります。 また、この温度計を設置する「場所」にも条件があるようです。 気象台・地福淳一さん 「設置する高さは通風筒の下面が地面から1.5m(気象庁の場合)。人の高さくらいで測っている感じ」 周囲が開けていて、風通しが良いことも大事なポイントだそうです。 少し専門的な話題でしたが、こうして日々のデータが私たちのもとに届けられているんですね。
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