独精肉店が「アライグマのソーセージ」販売、フワフワの食感が人気
ある人にとってはかわいらしい動物も、ある人にとっては畑を荒らす厄介者。そんなアライグマが、ドイツの精肉店でソーセージとして販売されている。 ドイツにあるこちらの精肉店が売り出したのは、「アライグマソーセージ」。増えすぎたアライグマを食肉にしようと考えた。 精肉店のミヒャエル・ライスさん 「たいていの場合、駆除したアライグマは捨てられてしまう。公式の狩猟統計によれば、(年間)約30万―40万頭が捕獲されている。庭師が非公式に捕獲したアライグマは含まれていない。そしてアライグマは処分される。だがそれは資源であり、何か私にできることがあると思った。食肉加工に関しては、他の動物と同じ工程を踏むんだ」 肉が加工される前に獣医が訪れ、サンプルが検査機関に送られる。 アライグマを加工肉にしようと思いついたのは、ライスさんが昨年の農業見本市に、地区代表として参加したのがきっかけだった。「アライグマのミートボールを食べたお客さんの多くから『フワフワだね』と好評をいただいた。アライグマの肉はとても柔らかい」 現在ではパテやソーセージなど、6種類のアライグマ肉商品を製造・販売している。