小学校舎活用した水耕栽培の野菜工場、高校生らが視察 安定生産の仕組みに見入る
京都府舞鶴市地頭のYASAI舞鶴工場で、若者が水耕栽培について学び、野菜工場を視察した。清新高(京丹後市弥栄町)の生徒や府立農業大学校(綾部市位田町)の学生ら約20人が参加した。 高校生や大学生に農業の魅力を実感してもらい、担い手の確保と育成につなげる府の取り組みの第3弾で、5日に行われた。 工場は、2019年に旧岡田上小に完成し、LEDを使用した閉鎖型施設でレタスやケールを栽培している。 虫が入らず無農薬栽培ができる一方、初期投資や電気代がかかることなど、水耕栽培のメリットやデメリットを学んだ。その後、若者たちは野菜工場を見学。温度などの環境を一定に保ち、安定生産できるようにする仕組みに見入った。 清新高2年の女子生徒(17)は「学校では土で(農業を)やっているので、工場で作るのは不思議だなと思った」と話した。